製本教室で作ったもの
2010年 11月 05日
一つ前のブログ記事にも少し書きましたが、世田谷美術館での製本の展覧会で展示したものをご紹介します。
こちらは、本の形をした箱で、中を開けるとこのような感じになっています。
後ろに写っているのは、カメラの使用解説書に文庫本カバーをつけたものです。
展示の時のキャプションカードには、次のように書きました。
「ショコラ生地の思い出」
カメラの使用解説書カバー、本の形の充電器やメモリーカード入れをトランクにつめて持ち歩けるように作りました。
フランスの工芸製本ルリユールは教室に入って最初に作ったもので、大切に保管するためにその後、本のカバー箱も作りました。
カバー箱表題のchocolatという文字は、使用しているブラウンのフランス語柄の生地の名前です。
大好きだったショコラ生地が廃版になり、もう使えなくなることが残念で思い出としてシリーズで作ってみました。
本を置いている台は、自分で作った写真の本を入れるための箱として作りました。
中に貼っているフランス語新聞のペーパーが大好きで、継ぎ目の文字をしっかり合わせて作る丁寧な方法を学びました。