さをり織りと縫わないシリーズ
2015年 06月 25日
私が初めて縦糸も自分ではった時に織ってきたものを使っています。
さをり織りの最初の体験では、黒の縦糸がはってあるものを使うので、横糸だけ自分で色を選んで織ります。小学生の女の子も織りに来ていたりして、初めて体験するには横糸だけだと意外と簡単で入りやすい気がします。
よく見ると、ちょっと入れ間違えている箇所があります。先生に聞いてみたら、「ここで縦糸を直すことは可能だけれど、きちんと間違いなく織るのは機械でできることだから、縦糸の掛け違いも人の手で作れるものならではの味にもなるので、そのままでもいいのでは。」とのアドバイス。
「さをり織り」の特徴は、自由に織ることだから間違いというものがないそうです。
自由に織れるというのも気が楽な感じがして、その自由を楽しみながら織ってみようかなと思います。
先日の蓼科レッスンにご参加下さった三重県からの生徒さんは、「さをり織り」を半年前から勉強されていらして、手織り生地ご持参でスリムケースを作られました。
おそろいの手織り生地で縫わないバッグを作られたいということで、先日、東京のアトリエレッスンに日帰りでいらして下さいました。
縫わないバッグはスライサーというシール接着芯を使うので、しっかりとしたバッグに仕上がるとおっしゃって、とても喜んでくださいました。
このシール接着芯は、仕上がりの質感がとてもいいのですが、ミシンで縫うと針がシールでべたついてしまうので縫うのにはあまり向かないそうです。
縫わないバッグは針を使わないので、その心配はないのでとてもマッチした材料だと思います。
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