かつて自転車は、自分にとって日々の実用に便利な乗り物でした。
子供達が幼なかった頃、幼稚園や公園に行くにはなくてはならない足であったし、スーパーの買い物袋を前後の籠いっぱいに積んで運ぶのにも欠かせないものでした。
そんな便利な乗りものとしての位置付けが、ある日、魅力的な癒されるものに変わりました。
最初のきっかけは、息子が一足先にロードバイクに凝り始め、東京から関東近県まで自転車で行くようになり、身近に話を色々聞くようになったこと。
そんな世界があったのかと、私も少しだけ趣味としての自転車に興味を持ち始めました。
ちょうど自転車を買い換える時期に来ていたので、色々考えて最初は入りやすいクロスバイクを購入することにしました。
とてもおしゃれで専門的な感じの自転車ショップで、私にとって初めての世界。
新鮮な気持ちで自転車を眺めていた時、ふと目についた女性向きのクロスバイクFreedaに一目惚れでした。(今日の1枚めの写真のクロスバイクです。)
サドルやグリップが革風で少しクラシック感があり、自転車のイメージが自分の中で何かしっくりくるものがありました。
それで、これにするってあっさり決めました。
(結果的に最初の1台にこのfreedaを選んでとても良かったと、2年経った今も思っています。)
その日は下見のつもりだったので二子玉川まで車で行っていて、注文した付属品も届く後日、自転車を取りに行くことになりました。
それまでの私は、車が大好きでどこへ行くにも車でした。
さて、いよいよ自転車を取りに行く日、なるべく乗りやすい服装を選び、スニーカーを履いてショップに出かけました。
ショップを出て、初めてクロスバイクに乗って道を走った時、あまりの滑らかで軽やかな走りにびっくりしました。
車体の重さは10.8kgとママチャリの半分近くで、ギアは24段、フレームの形も今までと違うし、ハンドルのグリップも平らで持ちやすくて、ちょっとだけ前傾の姿勢も自然で心地よく。
クロスバイクが、今まで乗っていた自転車とは全く別の乗り物みたいに感じた瞬間でした。