
明日、7月20日から、次期定期クラス(6か月)の申し込み受付を致します。
2005年にカルトナージュ教室を始めてから、14年が経ちました。
2011年には、カルトナージュを応用して、両面テープとカシメ金具で作る「縫わないバッグ」を考案しました。
それから今日まで、ブログで発表してきた縫わないバッグと小物、革小物は、数えてみると150種類以上になっていました。
すべてオリジナルで、作ってきました。
縫わないバッグを作ってから8年が経ち、この8年間にブログとレッスンで発表してきた150種類を考えるには、私なりの方法がありました。
私は、レッスン用に新しく何かを作ろうと思っても考えつかないので、普通に生活していて、こういうのがあったらいいなと思いついた時に、夢中になって作るということを繰り返してきました。
時々、生徒さんからこういう感じのものが作りたいというリクエストをいただくこともあります。その時は、私自身も使いたいと納得した形に仕上げるようにアレンジしています。
だから、レッスンで皆さんに教えているものはすべて、使っていると便利だったり、持っていて嬉しくなるものと心から思っています。
現在の定期クラスレッスンは、クラス全員が同じものを作るという方式ではなく、今までの作品すべての中から生徒さん達がそれぞれ作りたいものを選ぶ形になっています。
生徒さん1人1人、製作ペースが違うので、理解しやすく、教えやすい方法と思っています。
1クラスにつき4名の少人数ずつのレッスンなので、全員が違うものを作られていても教えることができます。
結果的に、私自身も次回のレッスン用に新しいものを考えるという締め切りのようなものがないので、いつも自分のペースで作りたいものを作ってきました。
半年単位の定期クラスですが、継続して長くいらして下さる方も多く、先日、生徒さんから「通い始めてから、そろそろ10年目。1つのお稽古ごとをこんなに続けれたのは初めてです。」とおっしゃっていただいた時は嬉しかったです。
Living Room Cafe の縫わないバッグは、今までにはなかった作り方なので、私も含めてお裁縫が苦手という方にも様々なものを作れてしまうちょっと不思議なものだと思っています。
最初の頃はワンレッスン方式だったり、また、北海道から九州まで全国に出張レッスンに通っていたので、今までに数千人の生徒さんに教えさせていただきました。
いつか私が歳をとって教室をやめた後も、この作り方が後世に伝わっていくといいなというのが、私の夢です。(ちょっと大げさですが。)

河出書房新社刊 デザイン・製作 Toko