アトリエレッスンで、生徒さん達が作られた 縫わない小物と革小物をご紹介します。
縫わない革のIDカードホルダー。
写真奥の私の見本の名刺・カード入れに、ネックストラップと延長リールをつけて、会社の社員証入れにアレンジされました。オレンジの革をさし色に使われたところもかわいいです。

イギリス リバティーの布をご持参されて、遠州真田紐と組み合わせた 縫わない革のスリム眼鏡ケースです。
洋と和が調和してさわやかにできました。

フィンランドデザインのカウニステの生地で、縫わないA4のファイルケース。
厚紙を使わずにシール接着芯と内側のスキバルテックス紙で軽く作り、クリアホルダーも入るサイズになっています。
こんなにかわいいファイルケースってなかなか売っていないので、手作りならではですね。
最近のレッスンで人気の2ポケットポーチを色違いで2つ。(写真奥は私の見本です。)
厚手ラミネート1枚布で接着芯を貼らずに作っています。
厚手ラミネートの1枚布と本革の組み合わせの 縫わないスマホカードケースを2つ。
生地のイメージでかっこよくできたりかわいくできたりと、色々楽しめます。
実は私がこのケースを初めて作った時、北欧で購入して多分もう手に入らない
手持ちで最後のラミネートが合いそうで使いたかったのですが、長さが足りなかったので上に革を足して作りました。でも、それがかえって革とのコーディネートが特徴のデザインになったように思います。
縫わないトラベルケース。
海外に行く時にも、パスポート、飛行機のボーディングパス、海外や日本のお札入れに。
ファスナーポケットが2つと、内側にもポケットがついているので、2つ折りした状態で材料の重なりの数を数えると16重にもなっていることをお話しすると驚かれます。
そのため接着芯も外側は0.4mm厚さ、内側は0.35mmというかなり薄手のものを使っています。
私はいつも、少し複雑な構造のものを新しく作る時、最初に、使い終わったカレンダーみたいなややしっかりした紙で模型を作りながら考えていきます。
それで、あ、この構造で作ればできるみたいと決まってから、生地や接着芯などの材料を使って実際に作っていきます。
最初から生地などを使って作ると、途中でたいてい予想外のことが起きて、やっぱりここは先にこうした方がよかったと言うのが出てきたりします。
シンプルな作りでだいたい仕上がりの予想がつくものは、最初から材料を使って作りますが、初回は試行錯誤しながらいろいろ考えるので結構時間がかかったりします。でも、一度作りが決まれば、次からは安心して作っていけます。
新しいものを考える時はちょっとパズルを解くような感もあるので、ワクワクしながら夢中で作っていくという感じです。最終的には、この形にするにはこう作っていくしかやりようがないことがわかったという感じで落ち着きます。
縫わないミニキューブバスケットも人気で、最近のレッスンで皆さん作ってくださっていますので、ご紹介いたします。
私は家では眼鏡やスマホを入れたり、マウスを入れたりとか、パソコンの横に置いてまとめておくと便利なもの入れにも使ったりしています。
革ベルトは、上げたり下げたりして自由な位置で使えるようになっています。
いつも縫わないバッグや小物を作りにいらしてくださって、本当にありがとうございます。