Bag without kneedle work & Cartonnage


by Toko-livicafe
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カルトナージュの生地選び

カルトナージュの生地選び_e0040957_1254040.jpg

最近、よく聞かれることがあります。
「Tokoさんは、どうやって生地を見つけているんですか?」

私の生地の見つけ方は、一つの法則みたいなのがあります。
自分の中で、勝手に法則なんて決めているのだけれど、それは
「気に入る生地は、探しに行っても見つからない。ある時、偶然出会うもの。」

それは、写真の被写体に出会う時にもよく似ています。
私は今のところ、写真を撮るためだけにどこかに行くことはしていません。
日々、普通の生活を送っていて、ふと、偶然、いい光、いい光景に偶然出会った時に写真を撮っています。いい写真を撮ろうと思ってどこかに行っても、そこに心魅かれる光景があるとは限らないから、普段の生活の中から被写体を探すのが好きです。
だだ、無意識に被写体を探すくせはついているのかもしれません。
写真をやっていない頃の自分には目に入らなかったのでは思うようなものに、ふと気が付くことがあるから。

生地を見つけると時も同じです。
大きな生地屋さんや有名な生地屋さんに行っても、すごく気に入る生地を見つけられることはなかなかないです。たまにパソコンで生地のネットショップをのぞいてみることもあるけれど、やっぱり思ったような生地にめぐり会えないことが多いです。
だから私は、新しい生地を探すためだけに生地屋さんには行きません。
ただ、何かの用事で外出した時、近くに生地屋さんがあると必ず立ち寄ってみます。
新しい生地を探しにわざわざ来たわけではないけれど、お散歩するみたいに生地屋さんをのぞいてみる。そんな時、思いがけずぴ~んと心に響いてしまう生地を見つけることがごく稀にあります。

その生地を見ながら、すう~っと気持ちが入り込んで、この生地はきっとアルバムにしたらすてきそうとか、アルバムの背帯の生地はこんな感じで合わせて、リボンはこんな色で・・・と頭の中で想像しただけで嬉しくなってしまいます。

数日前に、そんな生地に久しぶりに出会いました。
そして、昨日のレッスンの時に、この生地を選んでくれた生徒さんが私より先にアルバムを作られました。
できあがったアルバムは私がお店で思い描いた通りのもので、こんな瞬間は本当に滅多にないことだから、なおさら嬉しいことでした。
今日のブログの写真はそのアルバムです。
by toko-livicafe | 2008-05-02 13:05 | カルトナージュ