
東京と浜名湖の家を往復するようになってから、早くも3年半が経ちました。
移動手段は、時間がある時は昼の高速バス、急ぐ時だけ新幹線に乗り、たまに息子に車で送ってもらう時もあります。
基本的に高速バスで移動していますが、窓からの自然の風景を眺めながらゆったりと旅の気分を味わうのが好きです。
(高速バスは、時間は新幹線の2倍で値段は約2分の1です。)
山の景色を楽しみに乗るので、必ず昼間の明るい時間帯の高速バスを選びます。
東名富士のあたりでは目の前に巨大な富士山、由比では駿河湾の海と伊豆半島、移り変わる山々の自然の景色を眺めていると、あっという間に時間が経っていきます。
一度だけ、用事で遅くなってしまい夕暮れの時間に高速バスに乗ったことがありました。最初のうちは夕陽の景色を楽しんでいましたが、空が真っ暗になって外の景色が全く見えなくなると、高速バスの移動時間があまりに長く感じてびっくりしました。
最近読んだ曽野綾子さんの本に、「時間を早く感じるのは幸せなこと」と書いてありました。入院したりすると時間の流れが遅く感じることを聞いて、気がつかれたそうです。
年末近くなると、「今年ももう終わりそうで1年経つのが早い。」と感じるのが毎年恒例のようになっていますが、それはきっと幸せな一年だったということですね。